囲碁塾5日目 [「囲碁塾」]
「囲碁塾」5日目は、
まず、宿題(写真)の答え合わせから始めました。
宿題には、昨日説明をした
・両アタリ
・シチョウ
・ゲタ
・ウッテガエシ
が1題ずつ載っています。
皆の宿題プリントには、お手伝いのお兄さんお姉さんが書いてくれた
大きな花丸がありました
「この問題はどうでしょう~か?」
と私が言い終わるか、終わらないうちに、子ども達の手がどんどん上がります。
初日から積極的に手を上げている子もいれば、
日を追うごとに表情が柔らかくなり手を上げてくれるようになった子もいます。
答えは分かっているのに手を上げない子もいれば、
答えは分からないけれど「はい!はい!」と手を上げている子もいます。
子どもにはそれぞれ個性があり、面白いです
1問目は“両アタリ”でしたが、
手を上げたものの
「あ、いいや。後の問題をやりたいから」
と言う子もいました。
結局、昨日のブログに書いた4歳女子にやってもらうことになりましたが、
前に座っている小2の男子が
「ここだよ、ここに打つんだよ」
と小声でこっそり教えています(^_-)-☆
彼女は不安な表情ながらも前に出て来て、正解の場所に石を置いてくれました
小2の男子も、私も、皆も拍手拍手です
「じゃぁ、白が“この石、あぶないな~”と思って、逃げたらどうなるかな?」
と私が質問をすると、
彼女はアタリの2子をしっかり取りました。
これは、彼女の実力です。
立派、立派
小2男子のお陰で、
今日も、4歳女子が笑顔になりました
Yくん、ありがとう
残りの3題も順調に解き、
石の持ち方や「石を持って考えない」ということも説明をして、
9路盤で何も置かないで対局をしました。
その後、
「13路盤」にチャレンジをしてもらうことにしました。
いきなり13路盤で打つのでは広過ぎて困るので、
星に2つずつ置いて打つようにしました。
立派な内容の碁を打っている人もいれば、
蛇が這いつくばったような碁を打っている人もいますが、
対局を沢山重ねたり、
本を読んだり、
上手な人のアドバイスを聴く耳があれば、
必ず上達をするでしょう。
最後の挨拶で、子ども達に
「今日で、囲碁塾は終わりです。」
と言うと、
ある少年が本気で「えっ」と驚いていました。
いつの間にか、
学校のように“毎日通うところ”という感覚になっていたのでしょうか。
私にとっては、とても嬉しい反応でした
皆がこれからも囲碁を続けてくれれば、
また再会出来ます。
ぜひ、またお会いしましょう
素晴らしい子ども達と、
ステキなお母様、お父様、おじい様
に出会った5日間でした。
出会いに感謝します
また、大学生のアシスタントさん達もよく動いてくれました。
ありがとう。
●エピソード:その1
4歳のCちゃんは、朝、授業が始まる前に宿題のプリントを見せてくれました。
大きな花丸がついています。
「お兄ちゃんがやったの」と彼女も言ってましたが、
左下のメモのところに
兄がやりました
と書いてありました^^;
今回の囲碁塾で1級から初段になったお兄ちゃんが、
Cちゃんの代わりに解いて、書いてくれたのですね。
Cちゃんは、
強くて、優しいお兄ちゃんを持って幸せですね
母校の生徒や「くまちゃん~」の生徒たちも、がんばりました。
5級以上昇級してクラスまで上がった子もいますし、
学校や教室以外の場所で他流試合を経験してたくましくなった子もいます。
また、中2のEちゃんが今回も3日間も入門クラスの手伝いをしました。
大学生たちに交じって、立派に動いていました。
参加者の子ども達も、
「中学生に勝った!」と喜んでいました。
子ども達は、それぞれのペースで成長&上達をしています。
目先の勝敗に一喜一憂せずに、大らかな気持ちで、長い目で、
子ども達を見守りましょう。
日本棋院主催の「子ども囲碁塾」は、
入門から有段者までが参加できます。
首都圏だけでなく地方からの参加者もいますし、
参加者の年齢も園児から高校生まで、と幅が広いです。
入門クラスだけは、保護者の方も参加できます。(プラス2千円)
参加費も手頃で、
お土産に囲碁本を1冊と最終日には認定証ももらえます。
入門クラスは丁寧に教えますが、
「9路・13路盤クラス」
「19路盤クラス」
は、とにかく沢山対局が出来ます
これが、とても良い経験になります。
とても良いイベントだと思うので、多くのお子さんにご参加いただきたいです。
夏休み中にもう1回行いますが、参加者募集中だそうです。
興味のある方は、ぜひ下記HPをご覧ください。
http://www.nihonkiin.or.jp/news/2011/07/2011_5.html
『子ども囲碁塾Bコース』
日にち:2011年8月22日(月)から26日(金)
時間 : 10時から12時
会場 : 日本棋院(市ヶ谷)
授業料 : 8,000円
多くの方とお会いできますのを楽しみにしております
2011-08-14 18:47
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