SSブログ

3月 [囲碁イベント]

いよいよ新年度が始まり桜が咲き誇っていますが、まずは3月の話を~。



3月は子ども囲碁イベントが多く、
私は「入門クラス」の講師を3回務めさせていただきました。
毎回とても楽しく、出会いと協力してくださった皆様に感謝します[揺れるハート]


これらのイベントで、
私の生徒達も昇級や昇段をしたり、負けても挑戦をし続けたり、初めて学校や教室以外の場所で囲碁を打ったり・・・
と、それぞれががんばりました。

中には、
私の助手を立派に務めてくれた子もいます。


あるイベントでは、6年生のYちゃんとKちゃんが私の助手を務めてくれました。
アルバイトのSくんが助手を務めてくれることになっていましたが、
子ども達の対局は早いため2人ではテンテコマイ。
YちゃんとKちゃんが手伝ってくれて、大いに助かりました。

次から次へと終わる対局の組み合わせをして、対局カードに勝敗を書き込み、
奇数になれば対局相手もして、
負けが込んでいる子には勝ち星を提供して自信を持たせる。

とは言え、彼女達も子どもです。

「くまちゃんが“負けてあげて!”と言ったからさぁ~」
と参加者に内部事情をバラしてしまったので^^; 慌てました[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
急いで2人を呼んで、
「今日の私達の仕事は、入門クラスの参加者に、“囲碁って楽しいなぁ!”“また囲碁をしたいなぁ!”と思ってもらうことです。
 幸せな気持ちになって帰ってもらうことです。
 参加者を幸せな気持ち[ハートたち(複数ハート)]にすることが、私達の仕事です!」
と話しました。
経験したことがある方ならば分かると思いますが、“負ける”というのは大変なことです。
まず、自分の気持ちと折り合いを付けなければいけませんし、
(これが1番難しい)
わざと負けたというのが相手に分かってしまってはいけません。
特に、素直で正直な子ども達にとっては大変なことです。。。

2人は、この後も“負け役”に徹してくれました。
そして、
2面打ち(1人で同時に2局打つこと)をしてくれたり、
私は何も言っていないのに自ら進んで
乱れている盤石や椅子をきれいに整理整頓をしてくれました。






他のイベントでは、
中2のEちゃんが3日間手伝ってくれました。
見た目が大人っぽいので、“中学生です”と言うとどこでも驚かれます。
彼女の働きぶりはアルバイトの大学生以上なので、
本当に素晴らしいです[exclamation×2]
例えば、
3歳くらいの小さい子が講義に飽きてしまうのを見付けたら、
私が何も指示を出さなくても、
彼女はスッと小さい子の近くに行って
「先生の話を聞こうね。今は、お喋りをしちゃダメだよ」
と声を掛けています。
負けが込んでいる子の相手をするときには、
負けてあげて、「すごいね~」「上手だね~」と励ましています。
(“負け役”に徹することができない大人は沢山います)


上記の6年生達も、Eちゃんのような先輩が身近にいるので
「先生、お手伝いをしたいです[exclamation]
と言ってくれるのだと思います。



もちろん、囲碁が強くないと、他人に囲碁を教えることはできないでしょう。
しかし、
囲碁が強ければ、他人に教えるのは上手なのでしょうか?
囲碁が強いことが1番なのでしょうか?
子ども達に囲碁を教える、ということは、強くすることだけが大事なのでしょうか?



『囲碁で子ども達を育てたい』
それが私の目標です。

私の生徒達は、それにしっかりと応えてくれていると感じた3月でした。






3月上旬に国立で咲いていた梅です。

120306_131830.jpg



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。